e笑顔通信(^_^)

 Vol.380   7月3日号

 ☆  今週の一言(^o^)/  

   
 限界と思ったところが

 未来へのスタート!

     By 小野英範 

 

  ☆  今週の税情報

  5%の概算取得

「問」

  自宅(土地建物)を売却しました。建物の購入価格は分かっているのですが、

 土地の購入価格が分かりません。この場合、土地建物を分けて概算取得をするこ

 とはできるでしょうか。

  例えば、「土地は販売価格1億円の5%、建物は建設価額」のように分けること

 はできますか。

「答」

  土地建物を一括して売却している場合は、収入金額を土地と建物に按分して計

 算をします。

  取得費について土地の収入金額が1億円とすることに合理性があれば、土地は

 収入金額1億円の5%、建物は建設価額から減価償却費を控除した金額とすること

 も可能です。

 

 
 ☆  今週のビジネス情報

  古民家の“名木”を生かし「皆に笑顔」もたらす

  古ければ古いほど価値がある、値打ちが出るといったものは意外に多い。ワ

 イン、ウイスキーにクラシックカー、古銭、梅干、化石…。米国ではゴールド

 ラッシュの頃、鉱夫が鉱山に置き去りにしたジーンズを発掘する“ジーンズハ

 ンター”が存在するほどビンテージジーンズの人気が高まっているという。ジ

 ーンズハンターならぬ古木ハンターとして存在感を高めているのが山翠舎(さ

 んすいしゃ、長野市、山上浩明社長)だ。古民家の柱や梁などに使われた黒光

 りするケヤキやトチノキの古木を集めて、飲食店や旅館に供し、静謐(せいひ

 つ)な空間をつくりだす。そんな同社の古木ビジネスが、今、佳境に入ってい

 る。

  同社は昭和5(1930)年、現社長の祖父が建具屋として創業。その後、

 住宅や商業施設の施工に力を入れてきたが、プレハブ工法が普及し、在来工法

 には成長の限界が感じられ「古木」に活路を見いだそうとする。2004年、

 古木の買い取り・販売、古民家解体に着手し、古木を生かす店舗デザインなど

 にも取り組み、今では売り上げの80%を古木関連が占めるまでになる。活路

 を見事に開いた同社のビジョンは「古木で皆が笑顔になる」。

  「父親の会社がダイヤモンドの原石のような魅力のある会社に思え、成長さ

 せたいと思った」。勤めていた大手IT企業を辞めて山翠舎に入社し、201

 2年、3代目社長に就いた山上社長は、“ITから古木”への転身の理由をそ

 う説明する。著名な企業経営者にITの個人レッスンを施すほどのIT通であ

 る山上社長は「デジタルとアナログの融合が私のミッションで、そうした考え

 から、デザインと施工の融合に取り組んでいる」ともいう。

  これまでに首都圏や地元長野を中心にレストラン、カフェ、居酒屋、蕎麦屋

 から旅館、お土産ショップ、公園ビジターセンターまで多くの店舗づくり、施

 設づくりに携わってきた。そのなかには古民家を移築再生した案件もある。レ

 トロやアンティークへの嗜好の高まりが強い追い風となっている古木ビジネス

 は、日本人の“もったいない精神”に合致し、全国各地で急がれる空き家対策

 の一助となるかもしれない。山上社長は「代理店・加盟店を各地に設け、全国

 展開に力を入れる。集客力のある施設をつくってテナントを誘致するディベロ

 ッパー事業も立ち上げる」と、古木を核とする事業の拡大発展に意欲満々だ。

  「150年ぐらい前の家に、手斧の跡が残る“名木”が在る。どこに何が在

 るかは頭の中にインプットされている」。こう話すのは、現社長の父親で、2

 代目社長を務めた山上建夫会長だ。山上会長は「湖の底に眠っている古木を引

 き上げる。引き上げ方は研究済み」と、ロマンあふれるプロジェクトも手がけ

 る真正・古木ハンター。古木ハンターとIT通の親子コンビが、ダイヤの原石

 にブリリアントカットを施して、光り輝くダイヤモンド企業へと変身させてい

 る。

                               
  ☆  終わりに 

   LED電球の懐中電灯に白いレジ袋をかぶせて点灯すると、光が屈折して全

 体的にほわっと明るくなります。その状態で吊るすと空間全体を照らすことが

 できるため、災害時にも役立ちそうです。

  何かと便利なレジ袋は防災グッズの中に入れておきましょう。

 

 ☆ ご縁をいただいた多くの皆さんに、

   雪崩の如く良きことが起こりますように!

 

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