e笑顔通信(^_^)

 Vol.357 1月23日号

 ☆ 今週の一言(^o^)/  

   
 やらないことはあっても

 できないことはない!

     By 小野英範 

☆ 今週の税情報

  「贈与税の配偶者控除」

「問」

  親から子へ贈与した場合には、贈与税率が軽減されると聞きました。その

 他、親から子への贈与には将来の相続税との課税の選択ができる相続時精算

 課税制度があるとも聞いています。このように親子間の贈与では、色々な特

 例が設けられているようですが、夫婦間での贈与について、税を優遇しても

 らえるような特例はないのでしょうか?

「答」

  夫婦間の贈与で適用ができる特例といえば、「贈与税の配偶者控除」があ

 ります。

  贈与税の配偶者控除とは、夫婦間で、居住用の不動産又は居住用の不動産

 を取得するための金銭(以下、居住用不動産等)を贈与した場合、110万円の

 贈与税の基礎控除以外に最大2,000万円を控除することができる特例です。

 すなわち居住用不動産等については、最大2,110万円まで無税で贈与すること

 ができます。

  この制度の適用を受けるためには、原則として贈与を受けた年の翌年3月15

 日までに、一定の書類を添付した贈与税の申告書を税務署へ提出する必要が

 ありますが、贈与税の申告が期限から遅れても、期限後申告を行うことで適

 用を受けることができます。

  この特例を適用した贈与は夫婦間で財産を分散させ、将来の相続税負担を

 軽減させるための対策として、広く検討されています。また相続開始前3年

 以内の贈与であっても、配偶者控除額に相当する部分は相続財産に加算する

 必要がありませんので、場合によっては相続直前の対策として非常に高い効

 果を発揮できます。

  ただし、同じ配偶者からの贈与については一生涯に一度しか適用できませ

 ん。重複適用にご注意ください。

 <制度の適用要件>

 1 贈与する時点で、婚姻期間が20年以上である夫婦間の贈与であること。

 2 贈与を受けた財産が、受贈者が居住するための不動産又は居住するための

   不動産を取得する金銭であること。

3 贈与を受けた年の翌年3月15日までに、その不動産又はその金銭で取得し

た不動産に、受贈者が居住し、その後も引き続き住み続ける見込みであ

ること。

 

☆ 今週のビジネス情報

  「買い取り価格比較サイト立ち上げ『もったいない』を広める」

  「もったいない」が、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)、リデ

 ュース(削減)の3Rを象徴する世界共通語となって約10年。その“もった

 いない精神”にあふれるサービスが今、脚光を浴びている。ウリドキネット

 (東京、木暮康雄社長)がインターネット上で展開するウリドキがそれ。押し

 入れやタンスに眠る“資産”の価値を最大化できるのが同サービスのキモとな

 る。死蔵品に息を吹き込み、リユース市場を活性化させるウリドキは「もった

 いない本家」にどんぴしゃり当てはまり、普及速度はさらに加速しそうだ。

  同社は、大学生だった2005年にネット販売会社を立ち上げた木暮社長が、

 2014年に、その学生ベンチャーの延長線上で興した企業となる。学生ベン

 チャーでは、漫画本の買い取り&販売サイトを運営した。木暮社長は、同ビジ

 ネスを通して、買い取りの重要性を皮膚感覚で知ったという。そこで「買い取

 り価格を比較できるサイトに、広告を出そうと考えた。ところがいくら探して

 みつからない。よし、それなら自分でやってしまおうとなった」(木暮社長)。

  ウリドキは、売りたいものがいくらで売れるかが、ネット上で事前に分かる

 サービス、仕組みとなる。約130の買い取り店舗の中から、当該品の最大買

 い取り価格が示されたりする。買い手に買いたいものの最低価格や価格ランキ

 ングを知らせる価格比較サイトの売り手版=買い取り価格比較サイトであって、

 消費者(売り手)と買い取り店をつなぐ、稀少なCtoB型のビジネスモデル

 ともなる。

  ウリドキの取扱対象品は、ゲーム、DVD/CD、古本、ブランドバッグ、

 時計、パソコン、カメラから、電動工具、楽器、自転車、ゴルフクラブまで、

 実に幅広い。買い取り価格の時系列の推移をグラフ表示する機能も付加されて

 おり、ユーザーは、今が売り時か、それとももう少し待った方が得なのかを直

 感的に判断できる。「ウリドキ」のネーミングの謂れである。

  ミレニアル世代(80年代~2000年生まれ)に属する木暮社長は、漫画

 とパソコンが大好きな少年として育つ。ある日、テレビでIT企業の特集を見

 て、インターネットの可能性を知り、衝撃が走る。「ネットって単に情報を届

 けるだけじゃない!」。この瞬間、ネットで起業したいと思った、と振り返る。
 
 起業家を目指し大学の経営学部で学んでいた時、教授に「過去は過ぎ去ったも

 の。未来は幻。現実は今だけ。ホンモノの起業家は今日動く」と言われ、その

 日のうちに法人設立の本を買い、数か月後に実践、今日に至る。二つの出会い

 から生まれたウリドキは、今が旬、カイドキの企業に育ち上がった。

                               
☆ 終わりに 

 洗濯物を室内干しするときは、くしゃくしゃに丸めてから広げた新聞紙を洗

 濯物の下に敷くと乾きが早くなります。新聞紙が余分な湿気を吸い、室内干し

 で気になるニオイも吸収してくれます。

  また一度、新聞紙を丸めると表面積が増えて吸湿率がアップします。

  室内干しが多くなるこの時期、一度試してみてはいかがでしょうか。

 ☆ ご縁をいただいた多くの皆さんに、

   雪崩の如く良きことが起こりますように!

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