e笑顔通信(^_^)

 Vol.382   7月18日号

 ☆  今週の一言(^o^)/  

   
 困難が大きいほど

 気づくことも大きい!

     By 小野英範 

 

  ☆  今週の税情報

  会社の海外研修期間に業務以外の期間が含まれている場合の取扱い

「問」

  当社は経営コンサルティングサービスを行っています。このたび、最先端の

 経営コンサルティング技術を役員及び従業員に学ばせ、サービス品質のさらな

 る向上を図るために、アメリカでの現地研修を実施することとなりました。渡

 航期間は7日間です。

  ただし、その渡航期間のうち研修を実施するのは5日間で、残りの2日間につ

 いては、ラスベガスへの観光旅行を実施することとなりました。ラスベガスで

 は観光のみ行い、研修は実施しません。

  当社の今回の研修に伴う海外渡航費(ラスベガスへの旅費を含む)支出額は、

 下記のとおりですが、法人税法上どのように取り扱うべきでしょうか。

(一人あたりの支出額)

  日本とアメリカとの往復航空旅費 40万円

  アメリカでの現地滞在費     35万円(ラスベガスへの旅費を含む)

      計         75万円

  なお、上記支給金額は渡航のために通常必要な金額の範囲内です。また今回の

 旅行はアメリカ政府の観光渡航許可に基づいて実施します。

「答」

 ①ご相談の支出額のうち、65万円は御社の旅費として認められます。日本とアメ

  リカとの往復旅費40万円は御社の旅費として認められます。

 ②残りの10万円は役員または従業員に対する給与(もしくは賞与)となります。

 アメリカでの現地滞在費をあん分

  35万円×5日/7日=25万円…御社の旅費として認められる

  35万円×2日/7日=10万円…御社の役員等に対する給与(もしくは賞与)

 

 
 ☆  今週のビジネス情報

  生産性向上を実現するためのタイムマネジメント

 

  「生産性」とは、投入量に対する産出量の比率をいいます。投入量としては、

 労働、資本、土地、原料、燃料、機械設備、時間などが挙げられます。産出量と

 しては、生産量、生産額、売上高、付加価値、GDPなどがあります。つまり生産

 性の向上とは、より少ない経営資源(時間・人・モノ・金)でより多くの成果を

 生み出すことです。
 
  まず、ホワイトカラーが成果を上げるためには、自分の時間の使い方を知り、

 時間を管理(タイムマネジメント)する必要があります。これは「マネジメント

 の父」とも呼ばれる、経営学の第一人者P.F.ドラッカーが「汝の時間を知れ!」

 と述べていることからも明らかです。
 
  日々の時間の使い方を記録することで、自分の時間が何にとらわれているのか

 が明確になります。時間を把握するにあたり、仕事で使う時間を以下の5つに区分

 することができます。

 ①いまの成果を「生み出す時間」

 ②未来の成果につなげる「種まきの時間」

 ③自己成長を中心に考える「投資の時間」

 ④過去の成果を「処理する時間」

 ⑤誰も幸せにしない「ムダな時間」
 
  成果を上げる人は、⑤の「ムダな時間」を常に探し出し、捨て続けることで、

 ①~④の時間をバランスよく使い、成果を出す時間を充分に確保しています。

  このように好ましい仕事の習慣が生産性向上に繋がるのです。生産性向上の

 第一歩として、5つの時間の分類と分析をしてみてはいかがでしょうか。

 

                               
  ☆  終わりに 

   まもなく子供達には待ちに待った夏休みですね。でも、保護者は食事の準備

 や夏休みの宿題の進行管理など日ごろに増して目配りが必要な日々が続きます

 ね。

  一方で、夏休みの旅行など日ごろとは違う非日常も体験できる時期でもあり

 ます。いい思い出ができる夏でありたいですね。

 ☆ ご縁をいただいた多くの皆さんに、

   雪崩の如く良きことが起こりますように!

 

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