e笑顔通信(^_^)

 Vol.386   8月21日号

 

 ☆  今週の一言(^o^)/  

   
 なんと素晴らしい人生だ!

 何があっても

 そう思うようにしました

 

     By 小野英範 

 

 

  ☆  今週の税情報

 

  不動産贈与時の配偶者控除

 

「問」

  夫が所有する自宅敷地の内、2,000万円相当分の土地を妻へ生前贈与する

 ことを検討しています。

  夫婦間の婚姻期間は既に20年を過ぎています。夫婦共にご高齢で介護が必

 要な状態にあり、現在、同じ特別養護老人ホームに入所しています。自宅は

 息子家族が居住しています。

  先に入所した妻は、(入所の条件として)平成21年に住民票の住所地を上

 記老人ホームに異動しており、その状況は現在も続いています。夫の住民票

 は自宅住所地のままになっており、贈与契約書作成においても贈与者と受贈

 者とで異なる住所を記載することになると思います。
 
  このような場合、配偶者控除を受けることが可能なのか、特に、相法21の6

 の【当該取得の日の属する年の翌年3月15日までに当該居住用不動産をその者

 の居住の用に供し、かつ、その後引き続き居住の用に供する見込みである場合】

 という特例の適用要件を満たしていると言えるのか、教えてください。

 

「答」

  贈与税の配偶者控除の規定には、配偶者の居住地に関する規定がないため、

 住民票の住所がその者と異なる場合であっても適用を受けることができると

 考えます。

  一方で、「当該取得の日の属する年の翌年3月15日までに当該居住用不動産

 をその者の居住の用に供し、かつ、その後引き続き居住の用に供する見込みで

 ある場合」は満たす必要があるため、取得した居住用不動産に本件の妻が取得

 の日の翌年3月15日までに居住の用に供する見込みでなければ特例適用はない

 と判断します。

 

 

 
 ☆  今週のビジネス情報

 

  売上計画の実現性を高める

 

  会社の決算が近づくと、必ず話題となるのが「来期の売上計画」です。

 しっかりとした経営計画を作成していなくても、売上計画を作成している

 会社は多いのではないでしょうか。

  時には「来期は売上10%増加」など、高い目標値を掲げた売上計画を拝

 見することもあります。意気込みは感じられますが、「どうやって売上計

 画を達成するのか?」という質問に答えられなければ、絵に描いた餅にな

 る可能性が高いと言えます。

  それでは、どうすれば実現性の高い売上計画を作ることができるのでし

 ょうか。売上は中身を見ることが肝要です。具体的には、取引先別・商品

 別・エリア別・担当者別等に分けて見ることです。そのためには、必要な

 売上データがきちんと整備されていることが前提となります。

  実現性の高い売上計画を作成する際も、きちんと売上の中身を分けて、

 数値を組み立てます。例えば、カテゴリー別・取引先別に分けて売上計画

 を立てるのも一つの方法です。その他にも、商品別やエリア別など、自社

 の売上管理に適した分け方を選択すると良いでしょう。

  売上の中身を分けたら、次に月別の売上予測を立てます。その際は、前

 年や前々年の売上を参考にすることで、ある程度精度の高い予測ができま

 す。この売上予測にプラスして、今後の営業活動等により、「どの売上項

 目が」「どの月に」「どのように増減するのか」を織り込んで売上計画と

 します。逆に、冒頭の「売上10%増加」などのように、計画数値が先にあ

 るのであれば、どの売上項目をどのように増やすのかをしっかりと考えま

 す。そうすることで、売上計画の数値に根拠が生まれ、意気込みだけの売

 上計画よりも、随分と実現性が高まるでしょう。

  しかし、計画は立てて終わりではありません。計画を達成するためには、

 進捗管理が重要です。毎月の売上計画に対し、実績と見込みの数値を確認

 して、先々の数値を見ていきます。ここで「実績+見込」が成り行きで達

 成できる売上となります。「実績+見込」と「計画」との差異は、何らか

 の対策を講じなければ埋めることができません。この差異を把握している

 かどうかで、売上計画の実現可能性は大きく変わります。いくらの売上が

 不足するのかが早期に分かれば、それだけ多くの手を打てます。

  売上計画の実現性を高めるためには、根拠のある計画を立てることと、

 その進捗管理が肝要です。

 

 

                               
  ☆  終わりに 

 

   8月20日は「交通信号の日」でした。

  昭和6年のこの日、三色灯の自動信号機が日本に初めて登場しました。

 設置場所は東京銀座の尾張町交差点(銀座4丁目交差点)など34カ所の市

 電交差点です。当時の信号は色が変わるたびにベルが鳴る方式で「うるさ

 い」という苦情もあったとか。にぎやかな交差点だったようですね。

 

 

 ☆ ご縁をいただいた多くの皆さんに、

   雪崩の如く良きことが起こりますように!

 

 

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