e笑顔通信(^_^)

 Vol.403   12月18日号

 

 ☆  今週の一言(^o^)/  

   
 チャンスはいつも

 困難のふりをして

 やってくる!

 

     By 小野英範 

 

 

  ☆  今週の税情報

 

  口座引落ができなかった短期前払費用の取扱い

 

「問」

  A社(6月決算法人)は、保険契約について翌事業年度の一年分の年払い

 保険料を決算月に口座引落にて支払い、短期前払費用の一括損金算入の取

 扱を継続適用してきました。?

  ところが、当期は口座残高不足により決算月に口座振替ができず、翌期

 である7月の支払いとなってしまいました。?

  この場合、翌事業年度一年分の保険料を当期末に未払計上することによ

 って、短期前払費用として当期損金算入できますか。?

 

「答」

  ご質問の内容の場合、当期中に支払うという支払要件を満たしておらず、

 損金算入することはできないと考えます。

 

 

 ☆  今週のビジネス情報

 

  ヒューマンエラーへの対応

 

  ヒューマンエラーとは「事故のきっかけとなる人間の間違い」のことを言い

 ます。

  うっかりミス、失敗、失念、不注意、誤認、誤判断など「事故」や「品質不

 良」の要因となるものです。ヒューマンエラーは、「どこでも起こる」「被害

 が大きい」「防ぎにくい」等の特徴があり、企業の「信頼の失墜」を招くばか

 りか、「多額の賠償責任の発生」など、大きなリスクとなる可能性があります。

  このヒューマンエラーの発生要因を探ってみると、次の3つに行きつきます。

 ひとつは、その担当者の「能力不足」です。「情報を知らなかった」「できな

 かった」などが挙げられます。次に「過失」です。「ついうっかり」や「思い

 込み」「聞き間違い」等です。そして最後は「故意」です。いわゆる「手抜き」

 や「怠慢」などを示します。

  このようにヒューマンエラーの原因は、ひとつではありません。それぞれに応

 じた対応を図る必要が出てきます。ただ単にエラーを起こした人間に「しっかり

 しろ」などという叱咤激励を行い、個人責任の追及で一件落着、というパターン

 では、類似のエラーが頻発することにもなりかねません。それぞれに応じた対応

 を図ることが重要となります。

  またヒューマンエラーは、「3H」の時に主に発生確率が高いといわれています。

 3Hとは

  「はじめて」

  「久しぶり」

  「変更時」です。

  「作業方法が変更になった」とか、「新入社員が初めてこの業務を実施した」と

 いった場合などにエラーの発生確率は高まります。こういった場面は、普段から注

 意が必要となります。

  このような準備や対処を行い、エラーの発生確率を減らすとともに、もしエラー

 を起こしてしまった場合に、できるだけその影響を過少に終わらせることが重要と

 なります。

  そのためにも社内で管理の仕組みをしっかりと作っておけば、一定の確率で個人

 がエラーを犯しても、大きな事故や災害に至りません。人の行動だけに注意を向け

 るのでなく、エラー防止対策(コミュニケーション体制、組織風土、環境整備、安

 全設備等)を組織内に構築することが必要となります。

 

                               
  ☆  終わりに 

 

  人は人生のどこかで河を渡らなければならない時を迎える。

  その時、その河を渡った者だけが、今胸を張っている。河を渡った者だけが、何

 かを掴んでいる。

  笑いながら渡ったのか、泣きながら渡ったのか、恐れながら渡ったのか、怯えな

 がら渡ったのかは関係ない。

  渡った者だけが胸を張れるのだ。

  今年は胸を張れる1年だっただろうか。どうですか。

 

 

 ☆ ご縁をいただいた多くの皆さんに、

   雪崩の如く良きことが起こりますように!

 

 

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