e笑顔通信(^_^)

 Vol.333   8月1日号

☆  今週の一言(^o^)/  

   
ピンチは

 みんなで参加する

 カーニバル!

By 小野英範 

 

  ☆  今週の税情報

「表彰金は支給月ではなく年末調整時に源泉計算できますか?」

「問」

  永年勤続者に対して、表彰金の支給を検討しています。10年ごとに5万円の支給です。勤続年数10年経過月に社長から社員全員の前で表彰し、5万円を現金で手渡し支給し、源泉徴収は、一律その年の年末調整時に加算して計算しようと思います。

  このような計算は認められますか?

もし、認められない場合には、どのような計算になるのでしょうか?

「答」

  役員や従業員に対して、永年勤続表彰により観劇等への招待や記念品を支給した場合には一定の要件(社会通念上妥当な範囲など)を満たせば、給与所得として課税せずともよいとされています。(所基通36-21)

しかし、「現物に代えて支給する金銭は含まない」とされており、本件のように現金で支給される場合は、ご質問のとおり給与所得とされ源泉徴収する必要があります。

 それでは、給与所得の収入金額の収入とすべき時期ですが、支給日があらかじめ定められている場合は、その支給日。支給日があらかじめ定められていない場合は、現実にその支給を受けた日とされております。(所基通36-9)よって、残念ながら、ご質問のように年末調整時に加算しての計算は原則的には認められておらず、表彰金を支給した月の給与等に表彰金分を上乗せして源泉徴収することとなります。 

 

 ☆  今週のビジネス情報

「北欧の家具王」

 
スウェーデンスタイルの家具やインテリアの販売で、日本でもすっかり定着したイケア(IKEA)。創始者は「北欧の家具王」といわれるイングヴァル・カンプラードです。

  カンプラード氏といえば、わずか5歳で同級生や周りの人を相手に商売を始めたのは有名な話。その幼少期には、マッチを大量購入で安く仕入れ、必要な人に必要な量だけ売ることで利益を上げていったそうです。その後も魚、花の種、クリスマスツリー用のデコレーションと商材を変えて商売を広げていきました。

  商売のイロハを学校や本で学んだわけではありません。すべて自分の経験を通して培ったものだというから驚きです。17 歳の頃、学校で良い成績を取った彼に父親がご褒美としてお金を与えました。10 代のカンプラード氏はそのお金で自分の会社を立ち上げました。人々の役に立つものを安く、確実に届けたい。

 その夢を実現するために誕生したのがイケアなのです。

  日本円で数兆円という資産を築き世界有数の資産家になったのは、子どもの頃から常に顧客が求めるものを考え、安く確実に提供できる方法を実行してきたからなのでしょう。

 

                               
  ☆  終わりに 

   「向かい干支」をご存知ですか。十二支を円に並べたときに自分の干支の向かい側にくる干支のことです。

  向かい干支は本来の自分とは正反対の性質を持つため、自分には出せないパワーが得られる「守り干支」と呼ばれ、それにちなんだグッズを身近に置いておくと幸福が訪れるという俗信が江戸時代からあるようです。

 

☆ ご縁をいただいた多くの皆さんに、

   雪崩の如く良きことが起こりますように!

 

Powered by
みらい経営支援センター 小野英範税理士事務所