e笑顔通信(^_^)
Vol.350 11月28日号
☆ 今週の一言(^o^)/
命は
他の命のために使うほど
輝く!
By 小野英範
☆ 今週の税情報
「減価償却資産を転用した場合の償却費」
「問」
前期以前より使用していた減価償却資産について、当期よりその用途を変更し
ました。これにより、用途変更前の耐用年数よりも変更後の耐用年数が長くなっ
てしまいました。
この場合、当期の償却限度額はどのような計算になりますか?
「答」
転用を行った場合、転用後の耐用年数にて償却限度額の計算を行います。
なお、期中にておいて転用を実施した場合、原則として転用の前後に区分した
上で償却限度額の計算を行いますが、簡便的な方法として、転用した事業年度開
始の日から転用後の耐用年数により償却限度額を計算することも認められます。
但し、同一事業年度に転用した減価償却資産が複数ある場合には、その全部に
ついて、どちらかの方法に統一する必要があります。
また、定率法を採用している場合で、転用初年度における転用後の耐用年数に
よる償却限度額が、転用前の耐用年数による償却限度額に満たないこととなると
きには、転用前の耐用年数により償却限度額の計算を行うことが認められていま
す。
☆ 今週のビジネス情報
「真面目な水商売で世界の水問題を解決する」
「真面目な水商売をやっています」-ワイズグローバルビジョン(沖縄県う
るま市)の柳瀬良奎社長がよく使う“決めゼリフ”の一つだ。水商売の中身は
船舶での利用にうってつけな小型海水淡水化装置など各種水処理装置の製造販
売。同社では、同事業を通して「水の地産地消」を推し進め、さらに「水のス
モールインフラを構築する」(柳瀬社長)と意気込んでいる。
同社は大手総合商社、外資系コンサルティング会社などを経た柳瀬社長が、
2012年(平成24年)に立ち上げた。柳瀬社長が沖縄の海水淡水化装置の
研究者と出会ったのが始まりで、その技術にほれこみ、また二人が意気投合し
たことから会社設立に至る。主力製品は「オーシャンピュア」と名付けた、片
手で持ち運べる小型軽量の海水淡水化装置。独創の逆浸透膜ユニットの働きに
より、厚労省が定める水道法水質基準をクリアする水を、1時間当たり40リ
ットルの規模でつくり出す。
「オーシャンピュアを船舶に持ち込むと、大量のペットボトルを積んだりす
ることが要らなくなる」。柳瀬社長は、導入メリットを分かりやすく説明する。
実際、小型漁船などでの需要が伸びており、洋上建造物や陸上・沿岸部での
利用実績も出てきているという。また、水問題が日本とは比較にならないほど
大きな課題となっているアジア・アフリカ諸国での実績が急増しており「国内
より海外市場がメインになっていく」(柳瀬社長)と先々を見通している。
同社では海水淡水化装置のほか、雨水、河川の水、プールの溜り水を飲み水
にする非常時用浄水器や、水道水をミネラルウォーターやシリカ水(ケイ素水)
に変えるといった各種浄水器も商品化している。そのうち水道水→ミネラルウ
ォーターの浄水器は、沖縄のクチャ(海泥)や化石サンゴのペレットをフィル
ター内に配することで、海洋ミネラルたっぷりのおいしい飲料水を手軽につく
れるのが売り物で、ヒット商品に育っている。
柳瀬社長は「ペットボトルやウォーターサーバーが水を運搬する事業である
のに対し、我々のビジネスモデルは、目の前の水が泥水でも海水でも飲料水と
なる水の地産地消を促すもの」と、自社の特性、優位性を説明する。
同社では、新規事業として、ミニプラントによる水の販売に乗り出すなど、
水関連の事業を幅広く展開。「水のスモールインフラ構築」を標榜し世界に羽
ばたこうとしている。
事業拡大に向け、広く提携先を求めてもいる。その際の決めゼリフは「のど
もサイフも潤うウィンウィン」―。「真面目な水商売」に負けず劣らずの名文
句?が、たくさんのパートナーを惹きつけそうだ。
☆ 終わりに
災害時の豆知識。オイル漬けのツナ缶のふたに小さな穴を開けてティッシュ
のこよりを差すと、約2時間の簡易ローソクのできあがり。
ツナはあとから燻製味で食べられます。オイル漬けならツナ缶以外でもOK。
ローソクの芯は綿や麻のひもでも代用できます。
☆ ご縁をいただいた多くの皆さんに、
雪崩の如く良きことが起こりますように!
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