e笑顔通信(^_^)

 Vol.356 1月16日号

 ☆ 今週の一言(^o^)/  

   
 最強とは

 毎日やること!

     By 小野英範 

☆ 今週の税情報

  「個人事業者の特定期間」

「問」

  以前はサラリーマンでしたが、平成27年4月に個人事業を開業しました。

 平成28年は免税事業者となりますか?
 
 各月の売上高と給与の支払額は、次のとおりです。

  平成27年4月 売上300万円(税込)給与170万円
   
  平成27年5月 売上600万円(税込)給与170万円
  
  平成27年6月 売上600万円(税込)給与170万円
  
  平成27年7月以降 売上各月600万円(税込) 給与各月170万円

「答」

  平成28年は、免税事業者となります。

  個人事業者の特定期間とは、消費税法第9条の2において、「前年の1月1日

 から6月30日までの期間」と定められています。

  基準期間における課税売上高が1,000万円以下である場合において、特定期

 間における課税売上高が1,000万円を超える場合は課税事業者となります。

  平成28年の基準期間における課税売上高は0円であり、1,000万円以下であり

 ます。そして、平成28年の特定期間における課税売上高は1,500万円となり1,000

 万円超えています。
 
  しかし、課税売上高に代えて、特定期間中に支払った給与等の金額により判

 定することもできるので特定期間の課税売上高が1,000万円を超えていても、特

 定期間中の給与等支払額が1,000万円を超えていなければ、給与等支払額により

 免税事業者と判定することができます。

  特定期間の給与支払額は510万円となるため1,000万円以下であるため、平成28

 年は免税事業者となります。

☆ 今週のビジネス情報

  「毛細血管を観察、解明し、健康管理に一役買う」

  毛細血管が健康と深く関わることが分かってきた。今夏、放映されたNHK

 テレビ「ガッテン!/毛細血管ケア」では、毛細血管の減少・劣化が体の機能

 低下や病気につながると解説し、減少・劣化の防止に役立つ体操や食材を紹介

 した。その毛細血管に早くから着目して、毛細血管観察装置を製品化し、納入

 実績を伸ばしているのが「あっと」(大阪市、武野團社長)だ。同社では今後

 大阪大学との共同研究に基づく新たな知見も取り込んで、毛細血管ケア事業を

 進化発展させていくという。

  あっとは2009年に武野社長が設立した。同社を語るには、武野社長の父

 親に触れないわけにはいかない。事業家で発明家であった父親は、がんに罹患

 し、さまざまな療法を試す過程で、療法の効果を計測する装置がないことを知

 る。計測装置への関心を高めていく中、毛細血管を観察する装置の開発に至る。

 2009年、大腸がんのため他界。その後を継ぐ形で、会社員だった武野社長

 が会社を辞めて起業し、父親が開発した装置をモデファイした「毛細血管スコ

 ープ」を世に出す。

  同スコープを使うと、無採血で、体内を流れる血液をリアルタイムで観察で

 きるようになる。毛細血管の長さ、太さといった基本的な形状も把握できる。

 それらによって、身体の微細な変化も素早く察知できるという。武野社長は「

 未病(病気というほどではないが健康でもない状態)の人たちも毛細血管に異

 常が出るので、健康管理の一助になる」と自社製品をアピールする。

  同社が現在、力を入れているのが、毛細血管のチェックを起点とする、生活

 習慣病などの予防法の確立、あるいは早期診断につながる技術の開発だ。これ

 までに毛細血管はヘアピン状が正常だと知られているが、毛細血管の境界を明

 確に抽出するのは難しいといったことから疾病との相関を示す研究はあまり進

 んでいない。研究を推し進めるべく、同社は、阪大医学部と共に「指先の毛細

 血管画像の数値化」に取り組み、今年1月に成功。こうした成果を、毛細血管

 と疾病の相関研究に役立てていき、各種疾病の予防や早期診断に結びつける考

 えだ。

  同社のスコープは薬局やクリニック、フィットネス施設などに累計約600

 台の納入実績を誇る。これまではハードウエアの売り切りモデルが主体だった

 が、阪大との研究成果などを踏まえ「これからはデータの解析サービスに重心

 を移す。そのため、クラウド化やIT化も進めていく」(武野社長)と新たな

 針路に舵を切っていく。冒頭の「ガッテン!」では同社が機材協力し、大きな

 反響があった。今月初めには毛細血管にまつわる健康本が刊行されている。

  上昇気流をとらえて、空高く羽ばたく同社である。

                               
☆ 終わりに 

 2017年は日本アニメ誕生100 周年を迎えるメモリアルイヤーにふさわし

 く、今回もアニメ界の歴史的名作から大作2本が封切られる話題です!

  1本目は2月4日に公開予定の『ルパン三世』スピンオフ劇場アニメ『LUPIN
 
 THE IIIRD(ルパン ザサード)血煙の石川五ェ門』。2014年の『次元大介

 の墓標』に続くファン待望のスピンオフ第二弾です。前作ではリピーターが続

 出し急きょ上映期間の延長が決まるなど大人気でした。

  2本目は2月25日に公開予定の『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち』です。

 2012~13年に『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク版『宇宙戦艦ヤマト2199』

 が劇場版とTVシリーズで相次いで上映され話題になりましたが、今回の舞台

 はその3年後となります。三世代をまたぐヤマトファンが待ちに待った最新作

 です。

  日本が世界に誇るアニメ文化の筆頭格といっても過言ではない『ルパン三世』

 と『宇宙戦艦ヤマト』。新たな展開に今後も目が離せそうにありません。

 ☆ ご縁をいただいた多くの皆さんに、

   雪崩の如く良きことが起こりますように!

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