e笑顔通信(^_^)
Vol.340 9月20日号
☆ 今週の一言(^o^)/
すぐやろう
人生は限られている!
By 小野英範
☆ 今週の税情報
「軽減税率の影響」
消費税率10%と軽減税率導入まで、あと3年となりました。あっという間に
3年は過ぎます。しっかりと対策をしていかなくてはなりません。特に軽減税
率導入は、外食を除くという線引きにより、消費者がファーストフード店よ
りコンビニの利用を増やす、店内飲食よりも出前を増やすなど、消費行動に
影響が出る可能性があります。価格をどう設定するのかも重要な戦術になっ
ています。
また、平成35年10月以降、免税事業者の方からの商品やサービスの購入に
かかる仕入税額控除が、免税事業者の方からの商品やサービスの購入にかか
る仕入税額控除が、段階的に認められなくなります。これは売上1千万円以
下の免税事業者にとっては売上減少に結び付き、死活問題となりかねません。
免税事業者の方も仕入れの際には消費税を支払っています。どのような価格
設定をすれば売り手に受け入れてもらえるのか。どのような対策を講じてい
くのか。
悩ましい問題です。
☆ 今週のビジネス情報
「技術×デザインでモノづくり中小企業に新テイストを注入
エレベーターと自動車。あまり共通点がないようにも思える両者を、デザイ
ン会社、ファシオネ(札幌市)の登豊茂男社長は“似た者同士”と捉えている。
「どちらも同じ乗り物で、機械、電気をはじめ、さまざまな技術の集積から
成り立っているところも共通する」とそのわけを説明する。この二つの乗り物
を通して技術とデザインを学んだ登社長は、身に着けた知見を全国各地のモノ
づくり中小企業に“注入”し、中小企業のモノづくり2・0へのステップアッ
プに一役買っている。
ファシオネは、大手エレベーター会社の技術者として20年間、国内外の各
種エレベータープロジェクトに携わり、退社後、イタリアのカーデザイン事務
所で修業を積んだ登氏が2009年に設立した。技術に精通する一方でデザイ
ン力も備える工業デザイナーの目線から、企業とくに中小企業の技術/デザイ
ン開発をサポートし、ユニークな新製品につなげる。こうした事業目的のもと、
今日まで多種多様な製品づくりに関わってきた。
太さの違いで色分けされ一目でどの太さかが分かる注射針、斬新なフォルム
と鮮やかな色彩が目を引く農業機械、LED(発光ダイオード)の暖かな光に
包まれる照明器具…。いずれも従来品とは一味違うモノづくり2・0のテイス
トを醸し出している。また、今年1月の「札幌モーターショー」で話題を呼ん
だ寒冷地対応EV(電気自動車)も、登社長が車両製作を統括するPM(プロ
ジェクトマネージャー)として深く関わった。
同EVは北海道内の中小企業が結集しプロジェクトチームを立ち上げて研究
開発に取り組んだ。暖房効率を高めるため車体に断熱加工を施し、車体下部に
は雪氷付着防止の仕組みを採用するなど、北国・雪国ならではの創意工夫を数
多く盛り込んだ。「モーターショーでは大変な人気で、現金を持って購入した
いと言ってくるお年寄りもいたほど」(登社長)。ただ、まだ最終的な商品化
の段階には至っていないということで、暖房周りなど一部機能の「切り売り」
から事業化する意向だ。
登社長は「地域企業と連携事業を構築し、成果物をミラノサローネへ出展さ
せる」とのビジョンも描いている。ミラノサローネとは、イタリア・ミラノで
開かれる世界最大規模の国際見本市。寒冷地対応EVのようなプロジェクトの
横展開を図り、世界に通用する製品開発を全国各地で成し遂げようというもの
だ。「例えば海事都市・尾道でプレジャーボードを製造するのはどうでしょう」
と具体例を挙げる。エレベーター、自動車、プレジャーボートと、あくまで乗
り物にこだわるのが「登流」のようだ。
☆ 終わりに
日本人は世界で一番、休みに無頓着のようです。
「有給休暇があるか知らない人」の割合で、日本は53%に達しました。2位は
オランダ(38%)、3位ノルウェー(28%)を大きく引き離しました。
モーレツ社員をなくしていくという政府の方針が先ごろ発表されました。時代
は間違いなく変わっています。その中でどんなパフォーマンスを出していくのか。
経営者の手腕が問われるところです。
☆ ご縁をいただいた多くの皆さんに、
雪崩の如く良きことが起こりますように!
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