ある高級レストランがありました。

そのレストランには、伝説のシェフが作るシンプルな卵料理がありました。

この卵料理は、驚くほど高い値段でした。

ある時客が、なぜこんなに高いのかと質問をしました。

するとシェフは、「ただの卵を最高の味に仕上げるために、私は30年間修業をしています」

ここで出てきた驚くほど高い卵料理は、本当に高いのか?

そう質問されたときに考えるのは「価値」についてです。

驚くほど高いけれど、それに見合う「価値」があるのか。

高いだけでそれに見合う「価値」がないのか(ぼったくり)なのか。

その判断基準になるのが「価値」です。

30年間、どうしたらおいしくなるのかを考え続け、その結果生まれた卵料理。

「この料理を作るのに使った時間は3分かもしれませんが、それは表面的なこと。

実際は、30年と3分という時間をかけて生み出された料理です。

そこにあるのが「価値」です。

商品やサービスを買うときに、選択基準となるのが「価値」です。

また、仕事では「価値」を生み出そうと奮闘しています。

家庭でも、家族に喜んでもらいたいと思い料理をつくることは、家族に対する「価値」の提供です。