印刷関係の仕事をしている方からカーボン紙の知識をいただきました。
言葉のとおり、カーボンを使用しているかいないかの違いですが、今の主流はノーカーボン紙のようです。
カーボン紙は主に企業の請求書、納品書、宅配便の伝票などに広く使われているそうです。
ノーカーボン紙はインクで手や書類を汚す心配がなく使い勝手はいいのですが、長期保存には向いていないようです。
こんな特徴があることは教示いただきましたが、一番驚いたのは日田市内にカーボン紙を用いて印刷物を作成できる印刷屋さんがいないということです。
ノーカーボン紙が主流とはいえ、カーボン紙の需要は存在するようで、発注をいただくと市外の業者さんにお願いするそうなんですね。
カーボン紙を用いて製品化する製造設備への設備投資は、それに見合う受注期待が薄いのかもしれません。
印刷に限らず、今後も顧客要求に対する成果物の提供が、だんだんできなくなる分野が広がるのではないかと心配しています。