利益が500万出ました。税金は150万円です。
決算説明の冒頭スピーチはこうして始まります。そして、利益がどうして生まれたかの説明に移ります。
そこでお客様からよくある問いかけが、『利益は嬉しいんだけど、税金はどうにかならない』です。
こんな例示で説明します。
『例えば、五年落ちの高級乗用車が500万円で年度はじめに購入したら償却費として全額費用が計上できます。結果として利益はゼロとなり税金は発生しません。
でもよく考えてみてください。その分お金は500万円無くなっています。この高級車がそれ以上の増収効果を生むのであれば、もちろんOKなんですが、税金を下げるためだけにやるべきことでしょうか。
それよりも150万円納付して、残り350万円を会社の将来の蓄えにしてはいかがですか。不足の事態が発生するかもしれません。』
こんな感じで税金を納付することで会社の体力はついてくることを説明しています。