利益を数字で表したものが利益率となります。
いろんな利益率がありますが、代表的なものが二つありますね。
まず一つ目は「売上総利益率」、売上から売上原価(仕入)を控除した値を分子、売上を分母として算出した値です。
一般的に粗利益率と呼ばれており、扱う商材の売値と仕入値の差額から儲けを表す数字です。
次に営業利益率、粗利益額から営業経費を控除した値を分子、売上を分母として本業の儲けを表す数字です。
この数字が今の商売がどうなっているかを見る最も重要な数字、利益率となります。
この二つの数字は毎年変化していきます。
原因があるから結果として利益率の変化として現れます。
もちろん、利益額の増減も利益率に影響を与えます。
大事なことは、自分で思い描いたものの結果がどうなったかを確認するものです。
頭の中で考え、描いていたものが、描いたとおりの数字で表れているかどうかだと思います。
ズレがあるならば、そのズレの原因を次に活かしていかねばなりません。
そのためには、間違いのない判断をする基礎資料となる決算が、正確なものでなければなりません。
土台が崩れたら建物は立ちません。