消費税の世界には1千万円の壁と5千万円の壁があります。

そして最近インボイスという新しい壁ができました。

今まで売上1千万円までは消費税とは無縁の世界でした。

もちろん、自分から縁を作りに行くことはできました。

このご縁は、インボイスのスタートでもっと身近なものになりました。

インボイスとのご縁を切りたい方は今年の12月15日までに届け出をしなくてはなりません。

ただし、令和6年の課税売上高が1千万円を超えている方はインボイスとのご縁を切っても消費税の申告は続きます。

常に2年前(2期前)の課税売上高を持って申告要件が決められているからです。

そして5千万円の壁がだんだん高くなっていきます。

なんでそうなるのか。

インボイスを申請していない方との取引が課税仕入として100%控除できなくなる日がだんだん近づいているからです。

課税売上高5千万円以下であれば簡易課税申告で、インボイスの有無に関係なく消費税が算出されるため影響を受けません。

しかし中には外注費の大部分がインボイスをお持ちになっていない業種もあり、課税売上が5千万円を超えるととんでもなく消費税が跳ね上がることになります。

しっかりとそのあたりは伝えてはいますが、突き抜けるなら一気に突き抜けてくださいとお願いしました。