一枚の届出書で課税関係は大きく変わってきます。
提出したがために還付を受けられなくなってしまったということが発生します。
消費税の世界ではほんとに怖い話です。
最たるものが「簡易課税選択届出書」なるものです。
提出することによって納税額が減少するケースはほんとによくあるんです。
法律で定められたものですから、私たちは最善の注意を払い適用させていただいています。
ところが簡易課税を選択していても、突然、設備投資を行うことがあるんです。
そうなる設備投資により支払った消費税の還付が受けられなくなるのです。
輸出免税でも同様のケースが発生します。
一枚の届出書により大きく税額が変わります。
はじめてご相談を受ける時に、還付が受けられるなと思いきや、「簡易課税選択届出書」の提出控えが出てきてがっくりです。
もう2年待つしかありません。その間は設備投資を控えてもらうしか打つ手がありません。