ある講演会での出来事です。その会場は入り口で靴を脱ぎスリッパに履き替えるようになっていました。ある女性がスリッパを取り出し履き替えようとしました。そこへ一人の紳士が入ってきて同じようにスリッパをとろうとしたので、彼女は“これをどうぞ” と、持っていたスリッパを差し出したのです。
その紳士は立派な会社の大変なお金持ちの経営者でした。そんな些細なことにまで心使いが出来る女性を、後継者になる息子のお嫁さんに是非ほしいと、後日そのことが実現したのです。
彼女はスリッパを差し出しただけで、「玉の輿に乗る」ことになったのですが、これは常に微差を追求する心構えがあってできます。
銀座まるかんの斎藤一人氏は(今は個人の高額納税者が発表されませんが、何回も1番になったことがあります)薬のフランチャイズチエーンを展開されていますが、講演や本で、微差で大差をつけるのが成功の秘訣と云われています。
“お店をきれいにする”、”愛想よくする“、とかあるいは “どこから来たの?”、“遠いところありがとう”、”お客さんオシャレだね“等、お客さんに一声かけること等、考えればいくらでも出てくるといわれます。
そういった微差の追求で売り上げは、どんどん伸びるといわれます。 日本一の高額納税者の言葉ですから説得力があります。