平均寿命が延びれば「買い物難民」が増加すると言われています。
80歳以上の人口が1200万人を超え、総人口の1割を占める時代になりました。
三世代同居の時代と違い70歳になっても80歳になっても自分で買い物に行かなくてはならない時代です。
そんな年齢になると認知機能が低下して自動車の運転や保有が難しくなります。
高齢化に人口減少も拍車をかけていきます。
人口減少に伴うスーパーマーケットなどの小売店の廃業や撤退が広がってきます。
大型商業施設にしても最低限必要な消費者数というもがあり、人口減少で店舗の撤退が広がっていきます。
このような撤退は若い世代にも影響を及ぼします。
買い物するのに何十キロも先まで出かけなくてはならなくなるのです。
地方自治体では食料品の移動販売を行っているケースがありますが、これとて運転手の確保ができなければ、事業を打ち切らざるを得ません。
企業がどれだけ素晴らしいサービスを提供したくても消費者の手に渡らなければ意味がありません。
高齢者の増加と国内マーケットの縮小が同時に進行する中で、どのようにしてビジネスをしていくのかがポイントになりますね。
私たちが今の時代に受けているサービスが、あるのに受けれない現実が待ち受けていることを直視しなくてはなりません。
それにどう対応していくのか、その問いかけに答えを出せる動きをしていきましょう。