利益がマイナスになることを赤字、プラスになることを黒字と言いますね。

「赤字」という言葉の由来には、歴史的な背景があるようです。

もともと、企業や団体が収支を管理するために使っていた簿記の記録では、収入は黒インクで書き、支出や損失は赤インクで書いていました。

そのため、収支がマイナスとなった場合、つまり収入より支出が多くなった場合は、赤インクで書かれることから「赤字」と呼ばれるようになったのです。

逆に、収支がプラスの場合は黒インクで書かれたので「黒字」と呼ばれました。

こういった伝統的な会計方法が、今でも「赤字」「黒字」といった用語として残っています。

かなりインパクトがある表現ですね。

赤字や黒字と呼ばれる背景は理解できたとしても目の前で起こる赤字がいろんなダメージを引き起こします。

赤字ということはお金が無くなることを意味します。

いつも黒字で、何かの原因で赤字になる程度ならいいんですが、恒常的に続くようでは資金が枯渇してしまいます。

経営していく中で資金を残していくためには黒インクで書かれる文字にしなくてはなりません。

会計ソフトでは赤ではなく△または-などで表現されます。

黒字にすればいろんな平和が訪れます。経済的安定には黒字は欠かせません。