株主に還元するものは配当になります。

出資していただいた資金に対するお礼です。

しかし中小企業となると少し事情が違ってきます。

中小企業の場合、株主と経営が一体であるケースがほとんどです。

そうなってくると経費で落ちる役員報酬を増やした方が税制上有利に働くと考えます。

費用にならない配当より損金経理できる役員報酬の方がいいよねになります。

そうなると配当に対する意識が低くなります。

時々、経営者の方から配当はどうかねと聞かれます。

即座に損金経理できる役員報酬を増やしましょうと回答していました。

しかし、配当して株主としての立ち位置を確認してもらうことも必要かなとも思います。

役員報酬も増やすけど、配当もできる会社になろうという意識も持っていただくことも必要ですね。