ある社長様からの出頭要請があり、ドキドキしながら訪問しました。
特に心当たりもないので何事かと思いきや、ある金融機関がフライングしてました。
勝手に株の評価をして「これが社長が売却する株式総額です」と説明してしまったそうです。
自分は会社を勝手にやめないといけないのか、その前に退職金の金額さえ決めてない。
いつ勝手に株を売ったりすると決めたのかなどとお怒りで、誰かに話したかったようです。
まずは、社長の今のニーズが何なのかを確認したうえでの提案でなければ、何の意味もありません。
お怒りになるのも無理はありません。
人間ですからいつかリタイアしなくてはなりません。
そのタイミングは社長自らか決断すべきものです。
それを人様に勝手に決められたような言いぶりをされては、憤慨されるのも無理はありません。
背景にはボタンの掛け違いの要素が多少あったようにも思いますが、銀行さんのインタビュー不足による勇み足です。
いろんな情報が金融機関にもたらされての提案だったとは思いますが、提案者(金融機関)がしっかりその情報が確かなものなのかをご本人に確認してから、次のステップに進むべきだったと思います。
特に提案の内容が、社長が事業を離れるような重要ような案件ですから余計です。
自分の思いが強すぎて走りすぎないように、しっかり聴くことの大切さを教えていただきました。