中間決算の説明を行う現場責任者の所長がつぶやく。

このような山間部にあっては人員確保がままならない。

したがって施設利用者に対する食事も価格高騰に対する反映は行わなくてはならない。

しかし、高級路線に移行することはできない。

300人もの食事を提供するに当たってはスピードが求められる。

少しでもおいしものを提供することは当然であるが、一から作ることはできない。

中には温めて出せるものも利用しなくては現場が回らない。

ある役員が高級路線に舵を切ってはどうかという提案に対する回答である。

現場を知り尽くした責任者の言葉には重みがある。

期待できる現場責任者です。