ある資料によれば1960年度が79%、2010年度は39%となっています。

食料自給率の変化です。

農水省の「基幹的農業従事者」は2005年に224万人、2024年には111万人、わずか20年で半減です。

しかも、従事者の70%が65歳以上の高齢者で、49歳以下は11%と高齢化が一段と進んでいます。

世界各国の食料自給率は、カナダ221%、豪州173%、フランス117%、アメリカ115%です。

他の先進国でもドイツ84%、イタリア58%、イギリス54%と続き、日本の低さが目立ちます。

米の不足と高騰で混乱していますが、これからの気候変動などを考えると、さらに厳しい状況が続くのではないでしょうか。

食べることの大切さを考えるに、安定的な食糧自給が重要であると考えます。

このままだと当たり前にスーパーに行けば、何でもそろっているというわけにはいかなくなるかもしれません。

今、直ちにそうなるわけではありませんが、近い未来への備えは大切ではないでしょうか。

基幹的農業従事者ではありませんが、65歳の年齢に米づくりに残された時間はどれぐらいあるのでしょうか。