個人から法人成りのお客様の初めての法人決算書の説明でした。

様式が変わって慣れ親しんだ個人の確定申告書からボリューム感のある書類にびっくりした様子です。

初年度からしっかりと黒字です。

インボイスの届出を提出した関係で、消費税の申告も初年度から発生しています。

様式の説明をしながらの決算報告会、社長自ら現場に従事する関係上、粗利益率の説明に一工夫です。

社長の役員報酬を工事原価に含めて粗利益率を算出、社長が日ごろからイメージしている肌感覚の利益率との差異を確認していただきました。

役員報酬を加えるとやはり自分がイメージしていたものよりも低いと感じたようです。

工事原価の中に役員報酬を加えることの賛否はさておき、肌感覚との差を感じていただくことが大切かと思います。

税金が多いことにびっくりしていましたが、納税しないと資金が残っていかないことを何度も丁寧に説明しました。

25%の税金を払うと残りの75%は自由に使えるお金です。

資金繰りのためにも利益を残していくことに注力してくださいと念には念を押しました。

25%の税金をゼロにするためには利益のすべてを経費化しないといけないです。

つまり資金が無くなってしまいますよ。

来期の決算を楽しみにしています。