令和8年から、所得税の仕組みが少しだけ変わります。

といっても難しい話ではなく、日々の暮らしにそっと寄り添う“控除の見直し”です。

今回の改正は、働く人やご家庭にとって、負担が軽くなる方向の内容になっています。

まず、税金を計算するときに誰でも使える「基礎控除」が最大104万円まで広がります。

また、給与収入の人が使う「給与所得控除」も最低額が引き上げられ、 扶養に入れる家族の収入の上限も少しゆるやかになります。

具体的には、給与収入だけのご家庭であれば、 扶養に入れるための収入の目安が 123万円 → 136万円 に。

ご自身の収入でも、所得税がかからないラインが 160万円 → 178万円 に広がります。

数字だけを見ると小さな変化に見えるかもしれません。

けれど、働き方が多様になり、パートやアルバイトで家計を支える方が増える今、 この“数万円のゆとり”が、暮らしの選択肢をそっと支えてくれることがあります。

令和8年の税制改正は、そんな日常のひとこまに寄り添う、 静かだけれど嬉しい見直しと言えるかもしれません。